seawings_group’s blog

京都で、食品事業、雑貨事業、海外事業、不動産事業を行っております、株式会社シーウィングスです。各事業部のスタッフが、仕事やプライベート、京都のことについてブログを書いております。ぜひご覧下さい。

夜空は白月

風が爽やかになってきましたね。
 
福岡在住の美術家・平松宇造さんの個展でのエキシビジョンに参加してまいりました。
 
この個展は白月<haku kyoto>月白<kokyu kyoto>2つのギャラリーで同時開催。
 
haku kyotoでのレセプションでは京都の現代音楽家 ・糸魚健一さんの音と
 

コラボのライブペインティング。

 

 
チュープからそのまま描きつけ、
 
スキージや軍手で画材を掴みながらのびやかに描かれた優しいベース色。
 
次第には想像がつかないほど力強くなり奥行きが見え出す。
 
音とともに偶然性と直感に満ちた見応えのあるライブペインティングでした。
 
 
ライブ中は何を思って描いておられるんですか?ってお聞きしたところ
 
「なーにも考えてない」ってこと。
 
10代の頃から絵と向き合ってこられたとの事でしたのでもう手が勝手に動きだすんでしょうか。
 
 

 
展示作品は水墨で仕上げられたもので構成されており奥行きを感じ取れるものの
 
側面から必死に墨の「厚」を探すも全体にフラット・・フラットすぎる・・。
 
「表面の抑揚やざらつき、ポイントがあることで人ってそこを見てしまう。
 
視線がいくことをなくしてこの前面に描かれているものでははなく、
 
その奥にあるものを感じてもらいたい。これが今のテーマ」
 
とのこと。
 
 
UZOと描かれたサインだけがほんの少し盛り上がりを感じとれるくらいです。
 
油絵などの時は盛り上がりで熱量などを読み取ったり感じたりするのに
 
不思議な感覚でした。
 
「奥」感じとることは私には難しく、聞いてみて思い入れがわかりました。
 
実際に見ないとこの質感は画像では伝わらないですね。
 
 
 

場所を移してkokyu kyotoのイベントではナチュラルワインを
 
楽しみながら鑑賞するというスタイル。
 
作品がメインとの計らいでボトルのエチケットを全て剥がす、という徹底ぶり。
 
花をを抽象化した作品の見て美味しいナチュールワインを頂きました。
 
 
この日の夜空はまさに白月
 
そろそろ秋の予感ですね。
 
 
個展の会期は両ギャラリーともに9.26 monまで。
 
町屋を改装した土壁などの質感や骨組みなどが剥き出しのステキがギャラリーでした。