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京都人の京都観光 part7 番外編 奈良

今年もやってきました「正倉院展

奈良国立博物館にて 今年は第73回目です

すごいですね 歴史が!

 

京都人は大阪には行きませんが、奈良には時々行きます(個人的見解)

 

奈良国立博物館京都国立博物館とは、

文化財や宝物の修理保存、という意味では同じ目的と志ではありますが

それぞれの歴史や展示物が違いますね

 

奈良博のメインはやはり正倉院宝物でしょう

聖武天皇御遺愛品、また東大寺の大仏の開眼法要の際に皇族や貴族の方々から納められたもの

今から1,200年以上前のことです

それら宝物が、年1回、点検も併せて、私たちにも一般公開されているというのが

正倉院展ですね

 

今年の目玉は、

螺鈿紫檀阮咸

 

「らでんしたんのげんかん」

 

と読みます

 

螺鈿」は、ヤコウ貝などの貝の加飾細工

紫檀」は、木の種類ですね 木目が美しい インド南部原産の木

では、「阮咸」とはこれいかに

 

中日日中辞典調べてみると、「阮咸」は、中国の楽器 「月琴」と似ているが、月琴よりも竿が長い楽器だそうです

また、民族楽器のひとつで、4弦3弦の楽器で胴が丸く、ばちではじくもの、と書かれておりました

また、広辞苑 第七版では、「月琴」は、「阮咸」から派生・・とのこと

似たような楽器たちなんですね

月の琴ならなんとなくロマンチック

 

螺鈿紫檀阮咸も意味がわかったところで、

螺鈿紫檀阮咸」 らでんしたんのげんかんって、楽器をそのまま説明しただけ の名前では?

螺鈿細工を施した紫檀で出来た丸くて竿の長い楽器

とまぁこんな感じですね

正倉院に残された宝物の名前は総じてこういうのが多いよね と感じております

説明要らずというか

 

まさに伝達するとはなんぞや  というところ

 

遅くなりましたが、ビジュアルはこれ↓↓

正倉院展の公式からちょっと拝借しました

 

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螺鈿紫檀阮咸

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これは目録です

現物は本当にきれいできらきらしていて、

インコが2羽、螺鈿が本当に美しい

正面も側面も後ろ面もじっくり見ることが出来ます

 

また、昭和27年時に弾かれた「音」も会場には流れておりました

音楽ではなく、弾いているだけなのでメロディにはなっていないのですが

悠久の中国や日本、シルクロードの世界を感じることができます

本当に感激します

 

目録を購入しましたので

来年の正倉院展までじっくりゆっくり見ようと思います

 

では!

今回は、京都人の京都観光 番外編 奈良 でした